昨日のこどもクラスでは「お城を飾ろう、造ろう!」をしました。
本来ならお城を組むところからお子さん達に造って頂きたいのですが、月に一回の単発教室なので数時間で仕上げないといけない時間の制約があます。なので、予めダンボールを切って組んだお城を白く塗った状態からお渡しし、お城を飾ったり中身を仕上げたりする作業を楽しんで頂きました。
数年後には、単発教室も並行するかもしれませんが月に2回~3回一年を通して通って頂くクラスにしようと考えておおります。1ヶ月以上かけて造るようなものを現在の単発教室では1回で造っているので、お子さん達に負担の無いよう、講師が下準備にとても時間をかけています。なので、実はとてもお得なのです。
ありとあらゆる材料をお子さん達の目の前に並べ、自由に選んで自由に造って頂きます。決まった手順を教え込んで造るのではなく、お子さん達の自由な発想で思考錯誤して造るので「創造性」「自由な発想力」「イメージを形にする力」などが必要とされ、実はとても難しいと思います。
「創造性」「自由な発想力」は、子供時代に培わないと大人になってから培えるものでは無いと言われていいます。音楽も運動も臨界期があるので、美術も同じでしょうか。
グルーガンを使って色々な材料をつけていくので、それだけお手伝いして後は全員自分の力で作った素晴らしいお城が出来上がりました。
今回は小学校1年生2年生、4年生にご参加頂きました。1年生2年生は自分の創造性に任せてためらいもなく切ったりつけたりして楽しい作品に仕上げました。4年生となるとさすがです。自分の発想したものを大きさを均等に切ったり、綺麗に仕上げたりして完成度の高いものが出来上がりました!(写真左上)
お子さん達は造るのに夢中で、あまり感想を伺う余裕もなくバタバタと終わってしまいましたが、暑い中来て下さって有難うございました。ご自宅でもお城の中身を造り足してみて下さい。そしてまた是非いらして下さい!
余談ですが、確かに綺麗に仕上げたりする事は出来るに越した事は無いのですがもしお子さんが大人の目から見て上手に仕上がっていないと感じても、決してそれを無理に綺麗に造れるように矯正したり、指摘したりしない方が良いと思います。
言ったとしても「とても素敵にできたから今度はもう少し綺麗に出来るともっと良いね。」位でしょうか。
私は子供の頃、綺麗に造る、という事が全くできませんでした。小学校には美術の専科の先生がいらっしゃる訳では無いので綺麗に仕上げられない私の図工の成績はとても悪かったです。それでも絵が好きな母は、そんな私の絵を「知ちゃんの絵は色がとてもいい!」と壁にずっと貼ってくれていました。
中学高校になり、美術の専科の先生の評価になると5段階で5、10段階で10の評価となりました。
大人になるにつれ、綺麗に仕上げたり見栄えの良いものを造れるようになります。なので、子供の頃はあまり仕上がりを気にせず、世界に一つだけのお子さんの作品を沢山褒めてあげて下さい。