熊本地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
2016年4月29日金曜日と4月30日土曜日に、絵画造形教室Agate blanche 始まって以来初めてのkids作品展を開催いたしました。
はじめに、いらして下さった保護者の皆さまや生徒さん、開催すると知って足を運んで下さった皆様に心より御礼申し上げます。
素敵なお花や、美味しい菓子折りを頂きありがとうございました。お花は会場の雰囲気を華やかにし、作品展準備は想像していたより大変でしたが、美味しいお菓子や果物でとても元気になりました。
そして、準備を手伝ってくださった方、有難うございました。重ね重ね感謝申し上げます。
美術家が作品を発表し作品を観てもらったり購入してもらうことが仕事なら、子供の絵画造形教室ではやはり、美術家が作品を発表するように作品を観て頂く機会をつくった方が良いのだろうな、それならとにかく一度開催してみよう、と、昨年今回のAgate blanche kids作品展を開催することに決めました。
会場はどこにしたら良いのか、どのくらいのスペースが必要なのか、どのように展示するのか、どのように作品を運ぶのか、お教室としては何から何まではじめてのことで決めることも考えることも本当に多く、前日まで本当に展示できるのか正直なところ不安でしたが、無事展示をすることができ、安堵いたしました。
そのため、開催することを沢山の方にお伝えできなかったのですが、次回からは今回の作品展の経験を糧としてより良い作品展を開催し、沢山の方にいらして頂こうと考えておりますので楽しみにしていてください。
それでは作品展のお写真を見て頂きながら作品展の様子をお伝えしたいと思います。
作品展ではお子さん達に事前にご自身のお名前と似顔絵を描いて頂き、作品それぞれにお名前と自分の似顔絵をつけ、観て頂いた方にどんなお子さんが制作した作品なのかわかるようにしました。これは気軽に思いついたものの、お名前や似顔絵を作品約150点ほどに張り付けるのはなかなか根気のいる作業でした。今まで何気なく見てきたのですが、作品数の多いお子様の作品展の展示は人手と手間が必要だと痛感しました。
デッサンの作品では「これを本当に小学生が描いたの!?」と大人の皆さんが驚かれていました。創造力や想像力をあまり必要としないデッサンは、実は教え方を工夫するとほぼ全員のお子さんが上手に描けます。小学生はとてもデッサンが上手なことがお教室をはじめてからわかりました。
パステル画は通りがかりの大人の方にとても人気があり
「私たちの子供の頃にはパステルなんて使っていなかった。柔らかい感じがしてととも良い。」
「こんなにお子さんが上手に描けるなら、私も描いてみたいから描き方を教えて欲しい。画材を帰りに買って帰る。」
「どのような画材を使っているのか実物をもって来てほしかった。」
「年賀状をパステルで描いてみる。」
「写真を撮らせてもらって良いですか?」
「指導がとても上手。教えてもらいたい。」
など好評でした!励みになるお声を有難うございました。
生徒さんがせっかく通ってくださるなら、と内容を工夫して指導させて頂いております。絵画の時間には有名絵画のご紹介をしたり、季節のお話しをしたり、人体の仕組みをお話ししたり、植物の造りをお話ししたり、お子さんが「ただ何となく描かない」ように楽しくてためになる指導をこころがけています。
現在わが子が小学生なので、今すぐにお教室の規模を大きくするのは難しいですが、3年後くらいには大人の方やもっと多くのお子さんに通って頂けるお教室にしてゆけるよう、今からこつこつと準備したいと思います。
それにしても、お子さん達の作品が大人の方に「自分も作品を造ってみよう!」と奮い立たせたことはとても嬉しいことです。
パステルを使った抽象画の作品もとても好評でした。創造力と想像力あふれるお子さん達の抽象画は
「大人の作品よりいい!」
と評判でした。何もないところから生み出せるお子さん達の作品は本当に面白いし素晴らしいと思います。ふと思いついた課題なのですが、お子さんに抽象画を描いて頂くのは積極的に取り入れたい良い課題だと思います。
お教室の夏休みは、通常のクラスはお休みになりワークショップ形式にし、工作と、学校などの夏休みの宿題であるコンクールの絵画に挑みました。昨年2015年のお教室での夏休みの作品では、1名が優秀賞を受賞、2名が入選したのでその絵画も展示いたしました。(花王メリットみんなの夢絵画コンクール優秀賞、MOA美術館座間児童作品展入選、MOA美術館相模原市児童作品展入選)そして、他1名がお教室で仕上げた作品を、アドバイスをもとに描き直し入選されたというご報告も頂いております。
その他にも生徒さんがお教室外で応募されたSGホールディングス/佐川急便全国エコ絵画コンクールで入選された作品も展示させて頂きました。
保護者の方や生徒さんからも
「作品展、良かったです。」
「作品展、良かった!」
と喜びの声が聞けたのがとても嬉しかったです。
お教室の時は慌ただしく、ゆっくりお話しできない保護者の方とお話しできたことも良かったと思います。
これを糧に、お教室としても更に成長し、生徒さんにも更に素敵な作品作りに励んで頂ければと思います。
もし、もっとこうした方が良い、作品展を行うのにこんなに良いアイディアがある、というご意見がありましたら是非ともお知らせくださいませ。
有難うございました。