啓蟄も過ぎましたが、つい先日までの春の暖かさとはうって変わり昨日からとても寒くなりました。冬ごもりの虫達が顔を出すのはもう少し先でしょうか。
さて、先日のこどもクラスは絵画で、パステル画を行いました。
毎年春が近くなる時期の絵画では、パステル画を行っています。パステル画はふんわりとして淡い雰囲気に仕上がるので、春という季節にぴったりです。お子さん達のパステル画がとても素敵なので、この時期に春らしいパステル画を是非ご自宅に飾って頂きたく今回のテーマは「春」にいたしました。
このクラスのレッスンを行ったのが3月3日、ちょうど桃の節句の日でしたので、桃の節句とは本来どのような意図で行われてきたのか、絵本を見ながら少しお話させて頂きました。
それから、パステル画の作品が多い巨匠、ドガの生い立ちと作品についても少しお話させて頂きました。
作品を造ってゆくのに、ただ目の前のものを漫然と描くのではなく、作品を造る意図や気持ちを大切にして頂きたいと考えております。なので絵を描く前に、画家の作品や生い立ちなどの紹介をしたり、季節のお話をしたり、その時のテーマに沿って内容を深められるようなお話をさせて頂いております。
たまに「またお話?」とおっしゃるお子さんもいらっしゃいますが、お子さん達はほとんどのお話を興味を持って聞いて下さいます。
そして、本好きのお子さん達の中には、大人顔負けの知識を持っていて驚かされることもよくあります。
お子さん達のためにも、自分自身のためにも、もっともっと学びたいとお子さん達からも刺激をもらいます。
パステル画の技法についても、何個かご紹介させて頂き、「春」について自由にテーマを決めてもらってから描いて頂きました。
「先生もう一枚描きたい!」
と、嬉しい声があちこちで聞こえてきました。お子さん達、楽しく取り組めたようです。
素敵に仕上がったお子さん達の春のパステル画を、ご自宅に飾って頂き、春を更に楽しんで頂けたら幸いです。
(ここからは、二枚目以降の自由テーマの絵です。)