6月のこどもクラス/活動の記録/三原色でアマビエを描くか名画の模写をしてみよう🎨

色とりどりの紫陽花が咲き始めていますね。

緊急事態宣言も解除され、少しずつ日常が取り戻されてきています。お教室も6月からやっと再開できました。久しぶりにお会いする生徒さん達と保護者の皆さまがお元気そうなのが何より嬉しいです。

このお教室は5月が一年の始まりで、5月には毎年道具の使い方のおさらい、3原色(赤青黄)と白色と黒色で様々な色がつくれる事、つくった色で画家の模写をしてみる事を行ってきました。

5月はレッスンができなかったので今年は6月に5月の内容を行っております。今年は、アメリカモダニズムの母と言われるジョージア・オキーフの抽象画の模写か、疫病退散を願って「アマビエ」を描くかどちらかをお子さん達に選んで描いて頂きました。

ジョージア・オキーフと言えば、花が画面からはみだす位大きく描かれた作品を思い出されるのではないでしょうか。モチーフを正面から画面に収めて描かなくてはいけないという決まりはなく、こんな風に大きく描いたり、見る角度を変えて描く方法もあるんですよと、お子さん達にプリントをお見せしながらお話しました。

今回は時間的にオキーフの花の模写は難しそうなので、オキーフの抽象画3枚『中庭 VIII』『ピンクと緑』『シリーズ1 No1』の中から好きな絵を選んで模写して頂けるようにいたしました。抽象画ですので、何かモチーフを上手に描けたという達成感はないかもしれませんが、オキーフがどうして写実的に上手に物を描かなかったのか、どうしてこの構図、色でなければならなかったのか、考えるきっかけとなれば良いなと思います。

オキーフの模写の他に、皆を苦しめるコロナウィルスの退散を願って妖怪「アマビエ」を描いても良いという選択肢があったため「アマビエ」を描かれた生徒さんもいらっしゃいます。

三原色で絵を描いた後、今月は父の日があることもあり、お父様かお母様への感謝のメッセージカードか自分用のカードを色鉛筆で描き、ラミネート加工して仕上げました。お財布に入るカードサイズですので、お財布に入れて持ち歩けますし、ウィルスが気になるこの時期に除菌して頂くこともできます。

 

お教室での制作時間は1時間30分と短い時間で作品を造るので、ご自宅でじっくり造った作品のように完成度は求められませんが、色々な画家の作品にふれたり、水彩、パステル、油絵、色鉛筆など様々な画材があることを知り、色々な技法にふれたり、様々な種類の工作を知ることができるようにレッスンを考えております。

お子さん達が「こんなものを造りたい」と思った時に、お教室で行ったレッスンがお子さん達の引き出しの中身のような役割を果たせるのではないかと思います。

お友達と一緒に制作することで、やる気が増したり、刺激されたりすることも多いのではないでしょうか。私もお子さん達の自由な発想から沢山刺激を受けています。人に会える、集まれるという事は大切な事なのだと、外出が出来なかった日々を経て改めて思います。

ウィルスを気にせず、気軽に外出できる日が早く来ると良いですね。

久しぶりのお教室でお会いしたお子さん達は少し大人びた感じがします。今まで体験した事がなかったような不自由な生活で、お子さん達も色々と思うところがあったのでしょうか。

まだまだ心配は続きますが、御身体にお気をつけて楽しくお過ごし下さい。お子さん達の描かれたアマビエが、疫病を退散させてくれることを願っております。

日曜日前半クラス作品

(↓作品はクリックで拡大いたします。写真を撮った場所が暗く綺麗な色味がお伝えできずに残念です。↓)

↓土曜日前半クラス作品↓

(画像はクリックで拡大いたします)

日曜日後半クラス作品

(↓作品はクリックで拡大いたします。↓)

 

↓土曜日後半コース作品↓

(作品はクリックで拡大いたします)