3月のこどもクラス活動の記録/レザークラフト🐂に挑戦しよう

肌寒い日が続くなか、桜の便りも聞かれるようになりました。

ご卒園、ご卒業されるみなさま、ご卒園、ご卒業おめでとうございます。新生活が実り多いものになりますことを、心よりお祈りいたしております。

3月のBlogの更新が諸事情により遅くなり申し訳ございませんでした。

3月のこどもクラスでは革細工、レザークラフトを行なっております。

こどもクラスでは、絵画と工作を月ごとに交互に行なっております。感性が育める内容になるように、五感を刺激するような手触りの違う素材や、香りのある自然物を使用したりすることも意識しております。

異なった素材や、様々な道具を使用するような課題に取り組むことで、お子さん達は新しい刺激を受けたり試行錯誤したりします。単に、工作が楽しいとか図工や美術が上手になるというだけでなく、試行錯誤することで考える力も身につけられるのではないでしょうか。

今回のレザークラフトで使用する革は、本体が牛革で紐が鹿革です。革製品とは何かをご存知ないお子さんも多いかと、本革と合皮の違いについての説明からレッスンを始めました。何の動物の革を使うのか気になりながらレッスンにいらしてくださった生徒さん、動物の革を使うとお伝えした途端に悲しい表情にさっと変わった生徒さんがいらっしゃいました。

革製品について調べてみたところ、皮を取るために動物を殺すことは禁止されているそうで、多くは食肉加工用の副産物がレザーとして使用されているそうです。生徒さんには、私たちが生きるために食肉として頂いている動物の命を無駄にしないために、皮も大切に使わせてもらっている、とお伝えさせていただきました。

低学年の生徒さんのお一人からは、生きるためには仕方ないんだよね、という言葉も聞かれ、小さいながらに考えているのだなと頼もしく感じました。

革についてのお話を終えてから、作り方をご説明しながら制作していきました。今回は小さな革のブレスレットを作りますが、もともと成形されたブレスレットを使用するため、刻印をスタンピングし、それに彩色、紐を通すという工程を行います。

刻印は、芸術好きのお隣の奥様から譲っていただいたものです。星型、花の形、いろいろな種類をたくさんいただきました。本当にありがとうございます。

刻印を木槌などで、打っていくだけですが、細かい絵柄の刻印を革にしっかりと刻むことはなかなか難しい作業のようでした。それでも大概が低学年や幼稚園の生徒さんでもできるような簡単な作業で、とても楽しく取り組むことができました。

彩色は、専用のクラフト染料を使用し筆ではなく“たんぽ”で彩色、仕上げは、革にワックスを着け、コバ磨きや床磨き専用の道具で磨き本格的に完成させました。初めてのレザークラフトでしたが、とても素敵に仕上がって良かったです。

同じ内容で、都内のレザー専門店のワークショップでは、かなりよいお値段でレッスンを行なっているようです。

レザークラフトが楽しく手軽にできたため、私ももっといろいろ作ってみようと思えた楽しい時間でした。

※毎年3月にお渡しさせていただいている一年の活動の良いところを記載した賞状は、4月にお渡しさせていただきます。

↓日曜日前半クラス作品↓

(画像はクリックで拡大します。是非拡大してご覧ください。)

↓土曜日前半クラス作品↓

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↓土曜日後半クラス作品↓

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↓日曜日後半クラス作品↓

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