毎日夏のように暑い日が続いていますね。
暦の上ではもう確かに夏なのですが、5月でこの暑さでは真夏はどんなに暑くなるのでしょう。
さて、おとといはこどもクラスでした。こどもクラスは2月か3月に募集をはじめましたが定員枠が少なかったので、あっという間に有難いことに満席になり、定員人数も増やしました。それでもう生徒さんを受け入れられないという状態になりましたが、この小さなお教室に来たいとせっかく言ってくださる生徒さんを大切にしたくて、家族に相談してもう1クラス増設することにしたのがおとといのクラスです。自宅教室だと家族の協力と理解が必要になりますが、快く協力してくれるので感謝しています。
お教室のConceptが未だに「制作中」ですが、大体の内容は
“せっかく貴重な時間を使ってお教室に来て下さる生徒さんに何か一つでも学んで帰って欲しい、生徒さん一人ひとりを大切にしたい、楽しく豊かな時間を過ごして欲しい。”
といったようなことです。私自身が子供を持つ母であり習い事をさせる保護者であるので、子供の習い事を通して「先生がこんな事をしてくれたのが子供にとても役に立った」「もっとこうあったらいいな」などと感じてきたことを活かして、保護者目線でもお教室の内容を考えていくようにしております。土曜日のお休みの午前中に御送迎してくださる保護者の方の思いを無駄にしないよう、頑張ってまいりますので是非お教室にいらして頂ければと思います!
と、前置きが宣伝で長くなりましたが(笑)。コラージュは前回も行ったので、何故コラージュという課題にしたのかどんな御説明をお子さんにしたのかなどは前回の「母の日のコラージュ」(←click here )の投稿をお読みいただければと思います。
お子さん達は“工作は楽しい”と素直に思えるようですが、写生のようにものを見て水彩で描くような場合、形を取るのも難しいし水彩は自由に紙の上で混ざり合うしでコントロールがきかず、楽しいというより若干疲労してしまう場合があります。ですが、思いっきりクレヨンと水彩で自由に楽しく描いてから色紙を作り、その色紙の形を切り取って貼り付けるコラージュをすると、しっかり形になり見栄えがよく出来上がります。なので、この工程で造るコラージュは絵を描き始めたばかりのお子さんにとても良い題材ですし、楽しめるようです。
お教室で絵を初めて描くお子さんもとても楽しんで色紙作りをしてくれました。大胆に作業を進めていった男のお子さんの色紙が、とても繊細な色彩の色紙に仕上がったのが面白かったです。色を沢山重ねることで、深みと味わいのある色が作れることをお子さんに知ってもらいたかったので、色を重ねることに少し抵抗があるお子さんには「モネ」の絵の本をお見せして混色の美しさをお話するとしばらく経ってから
「先生、こんな色を混ぜて作ってみた!」
と嬉しそうに教えてくれました。お子さんの造った色紙は全部もらいたくなる位、大人には出せない素敵な色が沢山ありました!
前回は母の日が近かったのでモチーフを花にしました。今回は女のお子さんでも男のお子さんでも楽しめるよう「生き物」をモチーフにしましたが、この短い時間で今回もとても素敵な作品が仕上がりました。
雨の中、いらして下さり有難うございました。忘れ物をお届けした御礼に頂いたお菓子も有難うございました。お教室を開いたからこそお会いできる皆様とのご縁に感謝して大切にしてゆきたいと思います。