紫陽花の色もやや色褪せてきましたが、まだまだ梅雨は明けないようですね。
さて、おとといはこどもクラスでした。
どうしたらお子さん達の絵画が上達するかを家事の合間や移動中など、よく考えています。
わが子がヤマハでピアノを習っているので考えたのですが、ピアノはいきなり自分の曲を作曲し弾き始めるお子さんはいません。
ドレミを覚えるところからはじまり、バイエルとかブルクミュラーとかの練習曲を弾いて練習します。ある程度、弾けるようにならないと自分で作曲することはまずできません。
ヤマハではJOCというこどもが作曲するイベントがあり、今年はわが子は3年目、3回目の作曲をしていますが、毎年弾く技術が上がるにつれ、自分で作曲できる曲も少しずつですが難しいものが作れるようになっています。
絵は、いきなり溢れ出るように描けてしまうお子さんもいらっしゃいます。絵は自由に描いたほうが良いとは思いますが、絵画教室をはじめてみて、お子さん達は頭の中のイメージを形にはしたいもののどう形にしたらよいか分からないという場合が多いのだと感じました。
ピアノと同じように、良い練習曲(作品)を弾く(模写)することで、お子さんの絵画も上達するのではないかなと思い今回は模写を行うことにしました。
模写をするにあたってネットで調べていたら、美術家の横尾忠則さんが小学生に授業をしたとき、模写をさせてその記憶を辿って絵画を描かせたところとてもオリジナリティーあふれた作品ができたという話が載っていました。横尾忠則さんご自身も子供の頃、絵本の模写が好きでよく模写をされていたそうです。
今回お子さん達には、絵画を何点か選んでおきその中から自由に選んでいただきました。
さて、はじめは「さあ、描くぞ」とやる気で模写をはじめたお子さん達ですが高学年のお子さんがてきぱきと描く一方、一見簡単そうに見えた巨匠達の絵画は難しかったようです。工作のときは時間が足りないくらいなのですが、一部のお子さんは途中でやる気を徐々に無くし慣れもあるのか集中力がもたなくなってしまいましたが、何とか最後まで描ききっていただきました。
お教室が楽しいことはとても大切なのですが、やはりそれだけではお教室にせっかくいらして頂く意味がないので、最後まで自分のものは自分で考え試行錯誤し造り上げることができるようにしてゆくことも大切にしてゆきたいと思います。
仕上がった模写の作品は、皆さんとても良い出来栄えでした。お教室の時間が終わるころは仕上がった作品の写真を撮ったりお迎えの保護者の方に連絡事項をお話したりで一番バタバタしているので、お子さん達の作品をじっくり見れたのはお教室が終わってからなのですが、良くできているな~と後からとても嬉しくなりました。次回からの絵画の作品に活かしていって欲しいと思います。
毎回ブログを書く前は、今日こそは短く書こう!と思うのですが書いている内に毎回止まらなくなってしまい、結局長い文章になってしまいます。読んで下さっているかた今日も有難うございます。気温の変動も大きいですので、どうぞお体に気をつけて下さいませ。
前回の父の日プレゼントの「プラバン工作とギフトボックス」ですが、お父様に大変喜んでいただいたという嬉しいお話を多々伺いました。当日まで隠していてお渡ししたら、とても喜んで下さったというお話も聞くことができ何だか幸せな気持ちになりました。また、来年も素敵なプレゼントを作りたいですね!