自画像を描こう!

七月に入って少し肌寒い雨の日が続いておりますね。梅雨明けが待ち遠しいです!

おとといはこどもクラスでした。お子さん達それぞれの素晴らしかったところを賞にした賞状を、1学期ごとに差し上げではどうだろう?と思っていたので、おとといは「Agate blanche award」という賞状をPCで造ってお子さん達にお渡しいたしました。

わが子が通っていた幼稚園はキリスト教系のとても温かい幼稚園で、卒園して何年か経った今でも時々園長先生と奥様のお話を聞きに伺っています。伺っていたある時に何人かでお話していたら、小学校で担任の先生がお子さん達に賞状を造ってくれお子さんがとても喜んでいた、という話を聞きました。そこで、お教室でも賞状を造ってお渡ししたらお子さんの励みになるのではないかな?と思い賞状をお渡しすることにしたのです。

お子さん達のそれぞれ良かったところを「デザイナー賞」「発想力賞」「色彩賞」「巧賞(完成度)」「想像力賞」「独創性賞」「芸術賞(芸術的)」などにして賞を決め、お子さん達に内容を説明しながらお渡しいたしました。

「やったー、俺は巧(たくみ)だよ!あのビフォー○フターの匠だ~!」

ととても喜んで下さったお子さんもいらして、造って良かったな~、と思いました。お子さん達がこれを励みに更に頑張ってくださると良いです!全員分ございますので、お休みされた方には後日お渡しいたします。楽しみにしていて下さいね。

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さて、おとといの絵画の内容です。もうすぐ夏休みですので、夏休みの宿題の絵を描く前に「人物」を上手に描けるようになって頂きたく「自画像」を描いてもらうことにいたしました。

以前に「体の仕組みを知って人物を描こう」という内容の絵画を行いました。お子さん達の描く人物を見ていると、首がなかったり、頭が平らだったりすることが良くあります。なので、骨格標本(ミニチュア)をお見せして体の中には骨があることや、頭の中には脳があるから頭が丸いことをなどお話した後に人物を描いていただいたらとても上手に描けるようになりました。

その時は上手に描けても時間が経つとまたもとの絵に戻っていたりするので、時々このような内容を行ってみようと思っていたので、今回は「自画像」を鏡を良く見て描いていただくことにしてみました。

はじめに立体的な顔をエンピツの線でどう表現すれば良いかの参考になれば、と、レオナルド・ダ・ヴィンチやフランチェスコ・サルヴィアーティのの素描や中山忠彦さんの画集をお見せしました。素描の線がとても美しいので、線を大切に描いてくださいともお話いたしました。そして、ただ人物を描くだけではなく描いた自分の中身までも表現してもらえればな、とゴッホの自画像やフリーダ・カーロの自画像をお見せしてみたところお子さん達は笑ったり怖がったりしていました。

はじめは「どう描いたらよいのか分からない、絵は苦手、描けない。」と言っていらしたお子さんも「そんなことはないよ、上手だよ~」と励ましながら良く観察して描いていただいたところご本人が思っていたよりずっと上手に描けたようです。完成したときは何だか誇らしげでした。小さな成功を沢山積み上げて自信をつけていっていただけたら嬉しいです!

短い時間で描き上げた自画像ですが、お子さんそれぞれの個性までもわかるような素敵な絵に仕上がりました。色エンピツで描いた部分が写真ではわかりづらいので、それぞれの絵をクリックして拡大してご覧いただけたらと思います。

結局今日も長い文章になってしまいました(笑)。読んでくださった方、今日も有難うございます。御送迎のお父様お母様有難うございました。急に涼しくなりましたので、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

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小学校低学年
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小学校中学年

 

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小学校低学年

 

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小学校低学年

 

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幼稚園年長さん
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小学校中学年