初夏の眩しい日差しが爽やかな五月です。絵画造形教室アガットブランシュは五月はじまりのお教室です。作品展も終え、新たな気持ちで一年を始めたいと思います。
昨年から、一年の始まりの5月には絵具の出し方やパレットの使い方や筆洗いの使い方を一年に一回おさらいすることと、三原色で巨匠の作品を模写するというレッスンを行っております。
パレットの使い方など基本的なことは、低学年のお子さんでご存知のお子さんはあまりいらっしゃいませんし、お教室を続けて下さっている生徒さんも作品を作り重ねていくうちに段々と忘れてしまうので、一年に一回おさらいすることにいたしました。
水彩絵の具を何気なく使ってきた生徒さんは、混色せずに絵具のチューブから出したままの絵具を画用紙に塗ってしまいがちです。三原色(赤、青、黄)で色々な色ができるのだと体感して頂くことで、自分だけの色ができるのだと知り、色彩の幅が広がるのではないでしょうか。
巨匠の作品に触れ、自分で作った三原色からできた様々な色味を使い巨匠の作品を模写することで、小さな作家としてのセンスを磨いて頂けるのではないかと思います。
今回はクレーの絵画を模写することにいたしました。使用したのは下の絵本です。少し読んでみたのですが、お子さん達はとても興味を持って耳を傾けて下さいました。
さて、実際に画用紙に三原色で模写してゆきます。パレットの小さなお部屋に出した絵具の色を、大きなお部屋に移して混色する時は、全てをかき混ぜないで少しずつ少しずつ混色することで、沢山の色数が作れます。
お子さん達、色々な色ができてとても楽しかったようです。同じ作品を模写したのに、個性が出るので面白いです!
(写真はクリックで拡大します。)
模写の作品が仕上がった後には、母の日のプレゼントをこっそり作りました。
「お母さんには内緒にしておいて、母の日に渡すんだ!」
と楽しみにしてくださる生徒さんも。お母さまがこのブログを先にご覧になりましたら、内緒にしておいてあげて下さいね。
体験レッスンにいらして下さったお客様、有難うございました。最後はバタバタとしてすみませんでした。
どうぞ素敵な母の日をお迎えください。