夏休みこどもクラスの絵画の作品です。(作品の中には描き終わっていない作品も掲載されております)
どれも力作ばかりです。
夏休みの絵画の作品は、保護者の方も生徒さんも宿題として学校にご提出されたり、コンクールに出したりされるので、皆さんの真剣さが違います。こちらも失敗させてはならないと、普段の「楽しい」を大事にしたレッスンとは違い、夏休み前から大分緊張して夏休みのレッスンを迎えます。
お教室で本当に大切にしたいのは、創造する力や発想力、感性を育むこと、それから、絵や作品を造ることが好きだというお子さんの気持ちです。
「綺麗に描きなさい」とか「上手に仕上げなさい」とか、大人の物差しでそういったことを言い続けることで、お子さん達が本来持っている素晴らしい芸術性は失われてしまうと私は思います。
そう考える一方で、子供を持つ親として、子供を大切に思うからこそ子供にはいい作品を仕上げて欲しい、と思う親御さんのお気持ちも痛いほどわかります。
なので、普段のレッスンではあまり口を出さないようなことも夏休みのレッスンではお伝えしたり、お子さんが失敗されないように様々な資料をご用意したり、下準備も欠かさずレッスン日を迎えます。
そうしてレッスン日を迎えても、何人ものお子さんに公平に準備をさせて頂くと、マンツーマンでご指導差し上げているわけではないので、マンツーマンでみる程、手を行き届かせることはできません。
また、夏休みのお子さんの宿題なのにマンツーマンで指導してしまう程、絵画教室として関与してはいけないとも思います。
お子さんの方も、その日の調子が良くて良く描けたというお子さん、その反対にその日が調子が悪かったり、いいアイディアが出なかったり、お教室のレッスン日にたまたま上手く描けなかったというお子さんもいらっしゃったかと思います。
学校の宿題であったり、コンクールに出される作品であったりすると、皆様の思い入れも強いので、保護者の方の「こう描いて欲しかった」と「完成した作品」が一致された方、お子さんが頑張ったにもかかわらず一致されなかった方がどうしても出てきてしまったのではないでしょうか。
私はお子さんそれぞれの作品全てが、比べようがない素敵な作品だと思いますので、評価などは気にされず自信を持ってこれからも楽しく作品を造って頂けたらと思います。
また、下準備、当日の制作などを大切にしたため、作品のお写真を撮る際の不備があり、作品を掲載できなかった生徒さんもいらっしゃいます。
個人的にご連絡も差し上げましたが、もし、手間でなければ作品のお写真がございましたらこちらに送って頂けましたらと思います。このページを修正して掲載させて頂きます。大変申し訳ございませんでした。
皆様のご期待に応えられたと思う部分と、そうでなかった部分とがあり、色々考えさせられた夏休みの絵画でした。
お教室の会員様は、これから来年の夏まで色々な作品を造り、より良い作品を造る引き出しを楽しみながら沢山作っていきましょう。
夏休み、いらして頂き本当に有難うございました。