9/1土曜日前半コースこどもクラスBLOG「切って✂貼って☆コラージュを楽しもう☆」

台風21号で被災された皆様、北海道地震により被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。


先週土曜日のこどもクラスの様子をお伝えいたします。BLOGの更新が大変遅くなり申し訳ございません。

9月はコラージュ制作です。このお教室で行ってきたコラージュは、技法を使った色紙を作品に仕上がるために行ったことはありますが、コラージュのみを目的とする制作ははじめてです。

コラージュとは、フランス語で「のりで貼る」という意味で、新聞紙や写真、布、糸の他様々な素材を切り張りし、組み合わせる絵画技法です。

コラージュは簡単で誰でも気軽に表現ができるので、自己理解を深めるためやアートセラピーなどにも利用されています。

このお教室の夏休み前のレッスンの絵画では、3原色だけを用いて模写する課題と技法を学ぶ課題で、少々固い内容を行いました。

なので、夏休み明けは感性のままに無心に楽しめるものを行いたいとコラージュをすることにいたしました。

小学校の美術の教科書にコラージュ制作について載っているものがあるので、学校の授業と重複していたら申し訳ないと思い、レッスンのはじめにお子さん達にお通いの学校でコラージュを制作したことがあるか尋ねてみたところ、このクラスの生徒さんの中にはいらっしゃいませんでした。

なので、コラージュとは何かをまずご説明し、簡単にコラージュの歴史や、ブラックやピカソのコラージュ作品の写真をお見せしました。

お見せした巨匠ピカソのコラージュ作品がお子さんでも真似できそうなシンプルなものだったので

「私でも簡単にできそう!」

と、お子さん達が取り組みやすくなったのではないでしょうか。

お教室にある色々な素材から自分の好みのものを見つけ、自由に切り貼りし楽しい時間を過ごせたようです。

上手に仕上げることも大切ですが「大人の目線で上手な絵」を指導のもとにつくらせることより

作品の仕上がりを気にせず自分が楽しくて夢中になる活動をしてゆく方が、長い目で見ると成功されてゆくのではないでしょうか。

【悪いサイクル】上手に描くよう本人の意思に反して誰かから指導される、→その時は上手に描けても描くことが嫌になる、不満を抱える→描かなくなる→上達しない

【良いサイクル】本人の意思を尊重され、本人の表現したいことを表現できるようにサポートされる、→その時は上手に仕上がらなくても描くことが楽しい、本人は満足している→自由時間などにも沢山描く→自然と上達してくる

上記の良いサイクルになるように、指導する時には心がけております。

そのため、大人の目線で上手に仕上がっていないこともあるかもしれませんが、長い目で暖かく見守って頂けたらと思います。

このお教室では一年を通して通って頂くと力がつけられるように、技術を学べるような課題や想像力や創造力を育むような課題を組み合わせてレッスンしております。レッスンの回数が少ないので、絵画の時には特にお休みせずにいらして頂けると力がつくと思います。

今回のコラージュのお子さん達の作品は、それぞれの好みがよくわかる楽しい作品となりました。ご自宅でも手を加えることができますので、是非ご自宅でも楽しんで頂けたら嬉しいです。