暑さもだいぶ和らぎ、黄金色の稲穂が撓む景色が見られるようになりました。
9月のこどもクラスでは、ハロウィンの工作を行っております。
ネットで検索すれば、知りたいことが何でも調べることができる便利な時代で、工作のアイディアもネット上に溢れています。
決まりきった工作の作り方や絵の描き方を順番通りにお教えし、楽しかったで終わるのでは、お教室にわざわざ来ていただく意味はあまりないと思います。
お教室で大切にしていることは、お子さん達の主体性や創造性を育むことです。何もないところから一から考えて作る経験を沢山し、大人から見てお世辞にも上手に作れなくても肯定されることで、お子さん達は自分から主体的に取り組み、新しいものを作ろうとしてゆきます。
高学年になると、上手に作ったり綺麗に作ったりすることが誰でもできるようになってきます。その時までは、大人の物差しで教え込んだりせず、お子さん達の斬新で自由な発想を大切に見守るべきなのかもしれません。
お教室に低学年から通ってくださっている生徒さんは、新しい課題を課された時にあまり手順をお伝えしなくても、完成した作品をイメージし、それに辿り着くにはどうすれば良いのか逆算して考え、自分なりのアイディアも盛り込みながら制作することができています。
中学生くらいになると、手順を細かくお伝えしないとわからないお子さんと、手順をざっと説明さえすれば後は何も指導しなくても上手に制作するお子さんとに二極化し、中学生から何とかしようとしてもなかなか難しいように感じます。
きちんとお教えしないとできないことも勿論多くあるのですが、小学生の内に、お子さん達が自由に発想し創造できるよう、楽しく主体的に取り組める課題を準備して差し上げることが大切だと考えております。
今回の工作では、ハロウィンの帽子と箒の作り方をお伝えし、その帽子と箒をディスプレイデザインしていただくことにしました。
空間デザインやディスプレイデザインとは何なのか、お仕事としてはどんな事をするのかを簡単にご説明し、それから制作に入りました。
お子さん達が楽しそうだったのは、やはり正方形の木材を思い思いに使って自由にディスプレイデザインをするところで、保護者の方がお迎えにいらっしゃるまでずっと夢中になって取り組んでくださいました。
お子さん達のアイディアは斬新で、見ていて本当に楽しいです。
ハロウィンは10月末ですが、それぞれのご自宅で長く飾って楽しんでいただけたらと思います。
↓日曜日前半クラス作品↓
(画像はクリックで拡大します。是非拡大してご覧ください。)
↓土曜日前半クラス作品↓
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↓日曜日前半クラス作品↓
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↓土曜日後半クラス作品↓
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